久間前防衛大臣の言う様に、北海道はソ連に分割されず良かった!というのは一般的な認識であろう。しかし、果たして正しいのだろうか?日本が「無条件で」受諾したポツダム宣言では、日本国の主権は本州四国(中略)北海道に附属する島々に限定されるとしてあり、暴力と貪欲で得た領土を放棄する事がうたわれていたと思う。千島列島は、千島樺太交換条約により日本領となった領土であるから放棄する領土には該当しないのが論理的帰結である。ところが、停戦後、ソ連軍が侵攻し戦闘が起こり、参謀本部からの命令で、日本が一方的に武器を置き、その後全ての日本人が、島を追われた結果、沖縄とは異なり、現地での日本への復帰運動が起こらなかった。またサンフランシスコ条約で、領土の取り決めはあるが、幸にして、ソ連は、これに調印していない。そのため、彼らは、これを援用する権利もない。何故か、日本人の多くは、日本は本土決戦を回避できたなどと、意識的に小笠原諸島・沖縄諸島の地上戦や、千島列島での終戦後の戦闘を本土での戦いでは無いと、無視する様である。転勤族は、本州をさして、それ以外の土地から見て「内地」という表現を使うが、これと同じような感覚なのであろうが、領土問題に関しては、周辺諸島も日本領土で有るから、本土と考えるべきである。繰り返しくになるが、無条件降伏と、無条件受諾(連合国の宣言に、何らの留保条項を付けない受諾)とは、異なるのであり、ポツダム宣言は、日本にとっても主張できる条件が付いているのを見落とさないで欲しいものだ。


by kazoeuta
さいたま市自治基本条例-35